上場を目指す企業のリスクヘッジ

上場を目指す企業のリスクヘッジ

株式を公開することはベンチャー起業家の目標の一つといえます。

ビジネスモデルを構築し、実績を積み、投資家様に評価していただき株主になって頂く。企業の社会的責任と、経営者としての責任はより重大になってきます。

今まで追うことの出来なかったリスクが負えるようになったり、 新たなリスクが発生したりと会社の抱えるリスクの変化に伴い見直しを図り、 ぜひとも上場前にリスクヘッジすべき代表例を上げてみました。

株主代表訴訟(D&O保険)

取締役の判断ミスなどが原因で会社に損害を与えた場合、株主が会社に変わって 取締役の責任を追及する訴訟が株主代表訴訟です。

訴えられた取締役は個人で会社を相手に戦うことになります。当然、弁護士費用等の 争訟費用と敗訴した場合の損害賠償金は個人で負担しなければなりません。

そのリスクをヘッジする保険が「D&O保険」(会社役員賠償責任保険)です。D&O保険には3つの保障機能があります。

会社訴訟 会社が自社役員に対し起こす損害賠償訴訟
株主代表訴訟 株主が会社に変わって役員に対して起こす訴訟
第三者訴訟 取引先など、第三者が役員に対して起こす訴訟

契約は法人契約となりますが、保険の性質上、役員の身を守ることを前提としておりますので、保険料の一部は役員負担となります。

個人情報漏洩(個人情報漏洩保険)

上場後、企業は良くも悪くも注目されます。過去、個人情報の漏洩問題で多大な損害を被った企業も少なくありません。

個人情報漏洩で被る損害は、多大な賠償責任以上に消費者・ユーザー様からの信頼回復を計るまでの影響のほうが大きいといえます。

そのため、万が一個人情報漏えいが起こった場合、速やかにプロジェクトチームを発足し迅速な事実確認と情報開示、対応に当たることが重要です。

そのリスクをヘッジするのが「個人情報漏洩保険」です。 単に損害賠償金の支払のみではなく、被害拡大を防ぐ(事故後の風評)機能を持つ保険も登場しています。

●役員の死亡保険の見直し(役員死亡保険)

上場後、会社のリスクは大きく変わります。市場から資金を調達し、融資先へ返済する。 また、今まで連帯保証をしていた契約から連帯保証が外れたり、経営陣の死亡に対する リスクは軽減していきます。コスト軽減のために見直しすることも必要でしょう。

今後は死亡リスクののみのヘッジだけではなく、退職金の積立準備時期です。

●メンタルヘルス対策(GLTD)

ストレスの多い現代社会において、社員の健康管理は精神的な面まで及んでいます。うつ病による自殺など、企業の労働環境の責任も問われる時代となっています。過去の判例にも企業の労働安全義務違反に問われ、賠償を負う企業も出てきています。

  1. 労働時間・労働環境の整備(事前対策)
  2. 精神疾患患者となった社員の福利厚生(事後対策)

事前対策と事後対策、この二つがそろってメンタルヘルス対策が行えます。

社員への福利厚生の充実

優秀な人材を集め、長期に勤務していただくことは中小企業の夢でもあります。
上場後、併せて福利厚生の充実を図ることもプラス要因です。

職種による社員のリスクヘッジ・労災の上乗せ・医療保険・退職金準備・・・・・etc.

中小企業時代には出来なかったことが成せる条件がそろいますので、社員に提供 できる多くのサービスから安心して働ける環境・制度作りも上場企業としての責務といえます。

企業は変動します。
それに伴いリスクも変動します。
監査法人が入り、幹事証券を決める頃には、ぜひとも見直しを計りましょう。

メールでのお問い合わせ・お見積りはこちら
メールでのお問い合わせはこちら

お電話でのお問い合わせはこちら

ご相談・お問い合わせでご不安・ご不明な点がある場合お読みください。
コンサルティングの流れ

サブコンテンツ

このページの先頭へ